ハチマル醤油醸造さんの屋号を入れた
外壁を復元中です。
明治時代から続いた歴史ある醤油醸造の工場と住宅・お店(事務所)が
相良須々木に存在しています。
現在では醤油作りはやめて㈱ハチマルとして
電子部品のメーカーに転身されています。
そのハチマルさんは明治からの建物を大切に残されています。
でも、あちらこちらに傷みは絶えません。
その都度、手を入れ維持されています。
そのおかげさまで
道行く人にホッとする昔ながらの景観を提供し
親しまれています。
「おたくでこの仕事できますか?」
静岡県中小企業家同友会で親しくさせている関係から
声をかけていただきました。
一つ返事・・「やらせて下さい!」
とても大事な、価値あるやりがいのある仕事で
育暮家だからこそ、手がけたかったのです。
しかし、これは高度な左官技術が必要です。
土壁はかなり傷んでいるようだし、
屋号もしっかりつけなければなりません。
そこで、こんな時頼りになる浜松の水野さんにお願いすることに・・・
「いいよ」
「工程をいくつも踏まなくてならないから時間はかかるよ」
大きな面積ではないけど、痛みを補修し、これから何年も
持たせる下地を作り、形をつくり屋号も付けてく作業。
「お願いします」
そして左官の工程に沿って現場に足を運んでいます。
水野さんところにはいつも左官見習い、技術習得に
各地から若者が集まっています。
跡継ぎの息子さんも一緒に作業し技術を学んでいます。
「あと5年はがんばらないと」 水野さんの気持ちです。
水野さんとのあれやこれやの工夫話は楽しいものです。
お正月までに屋号を復活できれば。