既存住宅のリフォーム・耐震、省エネ、バリアフリーを中心とした改修工事が進んでいます。
断熱は次世代省エネ基準を満たすレベルで計画しました。
既存には壁のみ10k・50mm厚の断熱材が施工されていました。
戦後の住宅の断熱化は
壁の断熱化から始まり、天井、床、開口部(窓)と
進んでいった過程を振り返ります。
現在では、平成11年から始まった次世代省エネ基準が断熱化の目標です。
つい最近まで、断熱材をどこに入れるかの断熱論争?(外断熱・内断熱)もありましたが
結局、「断熱材の特長を把握したうえできちんと施工すれば断熱材は何でもいい」が
現在の方向です。でも、性能が同じであればコスト、エコロジー、バウブオロギーの
観点からの選択がされていくだろうとも言われています。
現場は正しく施工する。大事なのはここですね。
断熱材の施工のポイントはツナギ目なく連続させることです。
断熱施工の知識がまだ十分とは言えない職人さんも多い中、
特に既存改修の現場ではその断熱施工の徹底に神経を使いますね。
これは間仕切りなどで天井の断熱材が切れてしまうのを防ぎ、壁への
空気流れを止める所謂、気流止めの施工状況です。
しっかりした省エネで温熱バリアフリーを目指していきます。