20年ぶりの田植え

わが家の放置近し農地に水が入り,稲が植わりました。
ちょっと感動です。

実は、東となりの正ちゃんが,わが家の田んぼ再生に手を差しのべてくれたのです。

7年前までは西となりのまっちゃんが、10年間米づくりをやっていてくれたので、
わが家のコメ作りとしては20年振りとなるのです。

日本で放置されていく農地や林野が増えています。
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他人事でない状況が、わが身にもあったのでした。
いったん、放置されると再生には多くのエネルギーが必要となります。

「代(しろ)かきまでお前やっておけよ。植えるのは俺がやるからさ」
「はい。」
代かきについては こちらのホームページを参考にしてみて下さい。

作業は昔と違って、機械が主役です。
わが家には父が残していったトラクターがあるのです。
トラクターがある・・・・すごい農家?なんて思わないで下さい。
人も馬も牛も手伝ってくれない時代は・・・機械無くしては成り立たないのです。

と言っても、
わが家に於いてトラクターの主な役目は、雑草対策の耕作に使われているのです。

田んぼをやわらかく起こしておいてから水を引かなくてはなりません。
江戸時代に今使われている農業用水路は完成されていたと言います。
わが家の横を流れる水路も、長く大切にされてきたものなのですね。
周りの田んぼへの水の流れも気にしなければいけません。

水田は水が命。それだけに争いのもとでもありました。(今でも見られるようです)
我田引水・・・この言葉の意味が伝わってきます。

田んぼに水を張り、トラクターが水の中に入り代かきです。・・平らになるのかなぁ??
慎重にトラクターを動かしたつもりですが、代かきで濁る水に土の様子が隠れ不安が増します。

でも結果オーライ、結構平らになりました。
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と思ったら、正ちゃんから
「お前な、こんなでこぼこの田んぼじゃぁまっすぐ植えられないよ。」
「はい。」
「突然さぁ硬いところがあるし・・・田植え機が傾いちゃうしさ」  「・・・・・・」

手で植えていた時代と違って、機械での田植えは水田の状態に敏感なのです。

「これじゃぁ水が多いよ。稲が浮いちゃうぞ。水を抜いとくさ」

水田の水加減、そう言えば母は朝な夕なに田んぼの水を見に行ってたっけ。

改めて学ぶ稲作づくり。
水や土そして太陽や微生物、自然の力(恵み)の学び直しです。
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田んぼに小さな苗が並ぶとちょっと感慨深い心境になりました。
正ちゃん、有難う。

家作りでは景観を大切にしなければなりません。
その景観を支えるのは、家のまわりの風景です。

やがて緑のじゅうたんは育ち、さらに深き緑となり、夏の日差しの中に家を浮き立たせます。
秋になるとじゅうたんはこがね色に色変わりし、夕日が豊かな実りを照らし出します。

放置農地が増えて行く中で
四季の景観を保ってくれている農家の方々の努力には本当に感謝です。

ヨーロッパで美しい田園風景にうっとりする旅行者。
国が補助金を出してあの美しさを保っていると聞きました。
美しさへの補助金。
 農と景観の関係をめぐる国民的認知の違いでしょうか。

あれっ、田植えしたお米の品種はなんだっけ??
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by hiho-sugi | 2012-05-26 18:06 | 畑・野菜
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