メーカーの価値観

20年前に建築させていただいたアパートのオーナーさんからb0097889_22152632.jpg
「物置の扉の戸車が壊れたのでホームセンターで探したけど
合うものがなかった。見てほしい」

こんな電話があって物置メーカーさんに尋ねた。
「20年前のものではもう対応できません。」
常識的にそうだ。

「何とか代替え品はないでしょうか」「修理ができるか見てもらえますか?」
とオーナーさん。
実際、物置本体がほとんど痛んでいないので
戸車が治ればまだまだ使える。
「では、見にゆきます」
メーカーさんと施工代理店さんが見に来てくれた。

「無理ですね。」
「車もある時期来るとのりかえるでしょう」

「それはわかっているんですが、
本体がまだこれだけいいので何とか戸車部分を修理出来ないでしょうか」

オーナーさんの気持ちを代弁して、と私の気持ちも含めて話すが
メーカー担当者さんとは堂々巡り。

メーカーさんがだめならこちらの職人さんで加工して直すか、あるいは
取り替えてしまうか、の選択をすることに。

物置きはスチール製です。
スチールだから長持ちは期待していない商品だ。と片付けて良いのかなあ。
せっかく長持ちしているのに。

以前、給湯機やトイレでもあった。
10年位使用した給湯機のリモコンが壊れた。
メーカーさんはリモコンの修理対応はしてくれないし、代替えもない。

でも給湯機はリモコン操作不可でいくつかの機能は効かなくなったが
お湯はわかせる。

現在、リモコンの使える機能だけで動かしていただいている。

そんなことがあってから、
取り換えされる機器があれば、使える部品はとっておこうとしている。
なかなかうまくいってないけど。

トイレの話に似た話。また別の機会に。

物置に戻して。

2棟のアパートを時期を違えて建てさせていただいたので
物置の選択は、最初は単独タイプ、次が連棟タイプとなっていた。
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連棟タイプは見た目のすっきり?を求めてを選択された。

「同じ商品は廃番だから不具合がある物置だけ
取り替えるわけにはいきませんね」
連棟タイプの物置の宿命?

こちらは単独タイプを並べた物置。
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1棟だけでも取り替え出来て経済的。

多機能、複雑化する住宅設備、
メンテナンスを考えると
選択方法で長持ち、経済性の差が出てくる。

また、メーカー担当者の価値観で商品の扱いの差が出たり、
会話が噛み合わないこともある。

早速、メーカーさんから取り換えの見積りが届いた。

「取り換えの見積もりが出ました。」
 気が進まない電話をかけた。

「戸車なおったよ。何とかあうもの探したよ」
「塗装も自分でやり始めたよ」
「そうですか。・・・・・良かったです・・・・・・・。」

どちらがプロか、育暮家らしいか・・・

そういえばオーナーさんが取り忘れたマスキングテープが残っていたっけ。
物置への「育暮家」。

物置にいろいろ教えてもらった秋の1日でした。

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by hiho-sugi | 2012-10-20 08:29 | 家づくり
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