10年 それぞれの10年。
石の上でも3年。冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。
がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ。(yahoo辞書)
いろんなサイクルが速まるなか、1年で状況が激変する経済状況もあります。
3年待たずに決断すべきこともあります。
改めて10年続ける価値を実感しまた区切りとして反省と未来を
見つめる機会ととらえたいと思います。
事務局が奮闘し10周年記念誌も出来ました。
(有償でお分けしています)
先日10周年記念講演会を開きました。
お話をいただいた方は石工の佐野勝司さんです。
石工は「いしく」と読みます。
※6・24(月) NHKTV「仕事の流儀」スペシャル
午後10時から 佐野勝司さんが出演されます
NHKHP http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/index.html
「石積み、石の加工は飛鳥時代に韓国から伝わってきた。
石の文化は1300年の歴史がある。
あらゆるところで職人がいなくなる時代。
お手本を示した韓国でも同じ。いま韓国の職人さんが
日本に習いにきている。
でも、自分の持つ技とカンを伝える難しさも感じている。
1日終わると10分の反省と5分の夢を見るようにしている。
一つ一つ積み上げてゆく大事さ。」
張りのある声で2時間お話くださいました。
機械を使わずハンマーとノミだけの作業にこだわる。
69歳になる佐野さんは講演後カンボジアに向われます。
アンンコールワットの遺跡解体修復の現地指導のためです。
現地の若い職人さんのリーダー役を育てようとしています。
日本の古民家の技術を繋いでいく。
そのためには若い技術者と若い職人さんたちが
育っていくことが求めらます。
地域工務店の仕事の一つ、
育て、つなぐ。
改めて石工・佐野勝司さんに頂いた学びの1日でした。
静岡民家の会は新らしい取り組みを始めます。
「しずおか残したい家」を紹介していくことです。
かけがえのないもの、こと・・・・
次の時代へ。