景観セミナーがありました。

□静岡県景観セミナーに参加して。 

今年の3月に静岡県景観形成ガイドプランが作成されそれを踏まえたセミナーでした。
経済社会の成熟化に伴う価値観の変化や画一的で雑然とした景観の増加に、積極的に景観施策を推進する為のガイドラインとのことです。ガイドラインは約170ページの冊子にまとめられ会場で配布されました。その中に目標のタイトルがありました。「あおぐ富士 あふれる緑 あおい海 次世代に残す しずおかの景」です。なんとなく静岡らしくまとめたなと思いますね。景観を構成する要素は・地形植生・大気や水、気象、四季などの自然の営み・土地利用、公共施設、建築物、工作物・人々の日常生活、農林漁業・商業・工業などの産業活動、余暇活動、祭りなどとありました。

課題も各要素に分け挙げられていますが、山地、森林・里山・農地、集落・住宅地などが家づくりの仕事に直結している課題かなと思いました。人工林の管理不足、里山の人口減、田畑山林の放置、集落の調和、住宅地の用途の混在、緑の欠如などなど・・・・
建物に関しては私たちの責任も大きいと感じます。一方、日本の景観、風景は自然と人との営みが大きな役割を担ってきていたんだなーと気付かされました。
b0097889_1113987.jpg例えば農業。私の家の東隣は田んぼで、今収穫の秋を前にして緑の穂が現れ始めています。この緑のじゅうたんは5月から家と家との隙間を被い美しい景観を作ってくれています。この時期、当たり前の景色としていましたがこれも農があっての景観なんですねえ。感謝です。


棚田やお茶畑、里山集落のスケールの大きい景観も自然と人の営みが生み出した景観、その中で空家になった古民家も重要な景観資源として保全活用の必要性をガイドラインにあげてあり、うれしかった。事例紹介では浜松まちづくりセンターの大和田清隆さんのお話があり、学び、気付き、創造、知恵と実践(実践する勇気)、再び学びとサイクルさせるのがポイントと話されていました。

セミナー参加者は役所の方が多かったみたいですが、景観に対する認識は行政の中おいても部署ごと温度差が大きい実情もあると講師の方は話されていました。景観というと大半は行政の仕事と思いがちですが市民の発意で行政がサポートするそんな協働が大切なんですね。最後に、火の見櫓の調査研究で知ってる方が多い塩見寛さんが建築士会で景観整備機構としての指定を受けたので景観形成の相談に乗っていくと説明されていました。だれも美しい景観の中で暮らしたい願いを持っています。景観はみんなのもの、一緒に出来ること実践していきましょう。
[PR]
by hiho-sugi | 2006-08-28 11:01
<< バトルを制して 雨水はどこへ >>