人気ブログランキング |

カテゴリ:パッシブデザイン( 4 )

通風トレーニング ウインドキャッチャー

先週、広島で自立循環型研究会第11回フォーラムがありました。
年に1度、みんなが集まる勉強会とアワード発表会です。

毎年たくさんのヒントを得て帰っていくメンバーの皆さん。
そんな場所で育暮家ハイホームスはウインドキャッチャーの「通風トレーニング」
の様子を発表しました。

この1年、窓から入る風をより多くつかまえることを課題に
ウインドキャッチャーを試行錯誤する中、
オリジナルプロダクトの庇つきウインドキャッチャーを制作し
取り付けてきました。
でも、風は入ってくるのは確実ですが
どこにどのようにすればどんな風を捕まえ
室内にどう招くか不明なことばかりでした。

そこで実際どのように風は動くのかを実験(トレーニング)
することにしました。

浜松の竜洋さんの工場の一角をお借りして
実物大3/4サイズの部屋をつくり送風機3台を回し
ウインドキャッチャーの効果を再現してみました。
b0097889_4185529.jpg
b0097889_41927100.jpg
b0097889_4195958.jpg


高気密、高断熱化が進む家づくりは
その性格を知らなければ結露やオーバーヒートを起こします。

それだけに通風(換気)確保の重要性が増しているのです。

南雄三さんが『通風トレーニング』と言う本を出しました。
著書名をトレーニングとされたのには
風はそんなに簡単にコントロールできるものではないし
また、思うように吹いてはくれない。
だから風ついて考える「トレーニング」を試みてほしい・・・
との思いがこめられています。

そしてやってみて思ったこと。
体で感じて実感から風の動きを知る大切さに感動し
収穫も多く自信もつきました。

トレーニング結果の内容については
また整理してからお話出来ればと思います。

「日本人は通風(風)が好きだ」
南さんの本にそうあります。

そうですね。四季を通じて風を感じながら暮らす・・・
日本人のライフスタイルは大事にしたいです。

南さんに付け加えられました。
『杉村さん、風は温度差によって起きるんだよね』

また、新しいテーマをいただきました。
風のテーマは永遠です。

「窓・窓」・・育暮家はいほーむすは窓にもっと強くなっていきます。
ご期待下さい。

おかげさまで自立研アワードでは大賞をいただきました。
一緒に実験(トレーニング)をすすめたマイルストーン建築事務所の松原さん
いろいろありがとうございました。
これからも知恵を合わせて形にしていきましょう。
そして住まい手さんにいい風お届けしましょう。
b0097889_1465032.jpg

by hiho-sugi | 2014-12-09 04:09 | パッシブデザイン

中秋の名月と夏を振り返って

「週末、稲刈りをするぞ」
となりの正ちゃんが声かけてくれました。

我が家の田んぼは正ちゃんのコンバインにお世話にならなければ
収穫できないプチ農業です。
b0097889_10414485.jpg

一気に黄金色に変わっていく稲穂。
中秋の名月の光を受けてパワーをもらったみたい。

暑かった夏もここまで来ると忘れがち。

お――と反省、反省。
暑さに対していくつか悩みやご相談をいただいたことを
忘れていはいけません。

学んだことや疑問はしっかり検証しなければと思います。
主に3つです。

 ・一つは断熱材の位置について
 屋根断熱と天井断熱

 ・そして天井高さと温度の関係

 ・最後に窓の配置と形状について

冬寒さへの備えは断熱強化でいける。(そう単純ではないけれど)
課題は夏。

最終的にはエアコンと扇風機の併用作戦になるかもしれませんが
日本の気候や暮らし文化を意識しつつ
健康的な夏の過ごし方を求める方に応えていくために

次の夏までに私たちがスキルUPしていなければなりません。

この秋は課題へ向けて社内勉強会を重ねていきます。
もちろん、現在進行中の家づくりへも活かします。

中秋の名月は仕事帰りの心を癒してくれました。
b0097889_10422016.jpg
(写真は名月から2日遅れの月)
by hiho-sugi | 2013-09-30 10:29 | パッシブデザイン

夏がようやく終わりに近づいた。

と言っても
温度計は30度を超える日が続く。

やがて秋風に気持ちが洗われると暑かった夏を忘れて?しまう日が来る。

来年の夏も暑い、さらなる省エネも求められる。

この夏、いろんな暑さ対策の知恵が各家庭できっと行われたに違いない。

その中で気づきのもまたかなりの量ではないだろうか。

来年のために、今だれかそのみんなの工夫集めてまとめてくれないかな―。
秋風に忘れさせられないうちに。


我が家の気づき・・・・・

一つは窓の開閉のタイミング。
もう一つはシーリングファン(天井付き扇風機)の威力。
b0097889_10525480.jpg

屋内の暑さ対策は、室内の熱気を素早く取る。
             壁、天井、床にたまった(蓄熱された)熱を取る。

この対策にシーリングファンと窓の併用が有効だなあと感じました。
例えば、高窓からの夜の冷気をシーリングファンで壁や床に当てる。
(もちろん人にも当たりますが)
b0097889_10535024.jpg

そうすると壁や床に蓄熱された熱が冷気に奪われていきます。
やがて就寝時に時にシーリングファンを止めても
壁床の残熱の輻射熱が抑えられ、体感温度も和らぎます。

シーリングファンは4~5万ぐらいの予算で付けれます。
スピードも風向きも変えられる。
新築時には電源だけでも施工しておきたいなあと思います。
(取り付け下地の準備も)
そうそう、窓が担う役割もっと考えよう。

今日は早朝からこの時期好例の祭りの登りたて。
気温が秋を遅らせても、地域文化は秋を忘れさせません。
b0097889_12182717.jpg

by hiho-sugi | 2012-09-14 10:45 | パッシブデザイン

お引き渡しすませた家に

b0097889_813187.jpg

先日お引き渡した家にお邪魔しました。

藤枝市の中央を流れる瀬戸川の南側に土地を求めて
育暮家ハイホームスで家を建ててくださった。
上の写真はその瀬戸川の土手から家を見た写真です。

土地探しから始まった家づくり。
この土地をなぜ選択されたかを伺うと・・・・・
答えの一つは
b0097889_8193130.jpg
b0097889_8195492.jpg






「この風景、
散歩する時間を大切にしたい」・・・・と30代前半の住まい手さんはおっしゃった。
わかるなあ。

引き戸を開けて家の中に入る。
引っ越しされて家財が入っている。

b0097889_8282423.jpg

いきなり目に入ってきたのは
リビングの床に伸びる光。

「よかった。思った通りの光が入ってきている」

12月から1月、南側のお住まいの影で昼から少しの間日差しが遮られる。
それだけに南東の太陽の光は取り込みたかった。

リビングの窓はその光の方向に向けたい。
構造上大切にするこの建物の1間間隔の柱、しかし少しじゃま。
左の窓を縦長にし午前中の光を導きたい。
その柱を挟んで窓は2つに割れた。

床の光を見てほっ。。。。。狙いは達成しているようだ。

この時期、夕暮れ、太陽が沈む時間に季節を感じる。
そうですね。
パッシブデザインは季節を暮らしに取り込む技術だと思うのです。
by hiho-sugi | 2011-12-14 08:45 | パッシブデザイン