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高気密・高断熱

洞爺湖サミットが近づき議長国として役割を果たしたい日本。地球温暖化問題が各国の利害にかかわり、また、気候の変化が深刻な被害をもたらし始めただけに今回のサミットには世界の目が注がれていますね。
私たち工務店にも省エネルギーに係る様々な施策や要求が突きつけられています。洞爺湖に合わせたように技術、融資、税などに国の施策が具体化し、既存住宅を含んだ住宅の省エネ化を一気に計ろうとしています。
OMソーラーに20年前から取り組んでいる私たちOM加盟工務店は、住宅の熱的環境や空気質のことをOMの三要素「・集熱・気密・断熱」から学んできました。今、この知識や実践が大いに役立ち、活きています。

住宅の省エネ化は断熱材を訳も分からず施工していた昭和40年代から始まった記憶があります。
壁、天井から始まった断熱化は少し遅れて床の断熱化と続き、家全体の断熱と強化されていきました。その後、気密の重要性が高まり北海道から高気密・高断熱の家づくりが広がりました。
日本の家は夏を旨とすべしと教えられてきた私たちはこの閉じる家に向かう流れにやや戸惑いました。
この頃、OM会員工務店の中で「開く家」なのか「閉じる家」なのかが議論されましたね。
その議論に皆がついていけたとは思いませんが、OM会員の多くは議論を通じて家のあり方を省エネから学んだ気がします。
かつてオイルショックで加速した住宅の省エネ化は、地球温暖化問題で絶対的?になり、高気密・高断熱で閉じる家が増えていくことになりました。

今日はEOM(住宅環境を自然エネルギーから研究している会社)の荏原さんと駒野さんが当社を尋ねてくれました。当社の室内環境データの解析にアドバイスを頂くためにおいでくださいました。ここからは荏原さんのお話と資料を参考に進めます。
高気密、高断熱の家はつくりてが十分な知識をもって正しくつくり、住まい手は十分な知識を持って正しく暮らすことを条件とします。それだけに高気密、高断熱の家には課題も多いということです。
気密が高まることは隙間がなくなることです。隙間がなるなると空気は一つところ(空間)に閉じ込められ移動しません。そして目に見えない水蒸気も同時に移動しなくなり、時に結露となって現れます。高気密・高断熱の家は空気と水蒸気の管理が宿命です。
ではどう上手にそれらと付き合うか・・・一言で言えば、空気と水蒸気を上手に移動させる、つまり換気するということになります。換気は機械的に行なう、或いは暮らし方で対処するなど基本的なことを理解、整理しなければなりません。
また水蒸気の量、相対湿度、温度の関係を理解すると結露発生の危険程度が見えてきます。
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かつての隙間の多かった住宅では空気も水蒸気も自由に入れ替わってくれていました。結露は発生しない住まいです。朝がくれば窓を開け空気を入れ替える習慣があり結露を発生させない暮らし方もありました。
高気密・高断熱の住まいの暮らし方はここにヒントがあります。
「寒いから窓開けないで」「熱が逃げちゃうよ」・・・・・・から
「今日の外の香り(空気)はどうだい」「季節を家に迎えようね」・・・と

”正しく施工し、正しく暮らす”高気密・高断熱の家と向き合うこの基本を住まい手さんと共有していきたいと思います。

でも、省エネ住宅への選択肢は高気密・高断熱化の一辺倒でもいけないですよね。

先日、「断熱材を入れない家をつくりたい」そんなユーザーさんが見えました。「暮らし方を出来るだけ自然に任せたい」・・・
住まいが多様化する中、あらためて日本人の暮らし方を見直し、見習い、実践したいとおっしゃる方からまた教えていただく。そんなハイホームスの近頃です。
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by hiho-sugi | 2008-04-10 23:54 | 環境

桜と第2東名

大沢ヴィレッジに向かう途中、第2東名の工事現場を潜り抜けていきます。現在、工事は葉梨川の上を渡る高架道を進めています。ガソリン税の行方が気になる中、土木工学を駆使し山や谷を切り開き第2東名は巨大な造形を競っています。
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葉梨川の辺は春は桜の花、秋は彼岸花が咲き乱れ季節を目いっぱい表します。
昨年は見られなかった第2東名のある葉梨川が今、登場です。
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by hiho-sugi | 2008-04-09 23:43 | 景観