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日本民家再生協会の機関誌「民家」の新春号を読んで

「イギリスに限界集落はなかった」という犬伏武彦さんの講演の様子が載っていました。
イギリスという響きにつられて読んでみました。中見出しに、「仕事は切れずにあり、職人が生き生きしている」とあります。その中に仕事は一括総合請負ではなく建築主がそれぞれの工事に関して契約する直営方式が多い。それを可能にしている条件に日本ではメンテナンスフリーを住宅の売り物にしていますが、そのことがかえって住まいに関する暮らしの文化から人々を遠ざけたのではないか(下添付参照)ということです。
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ストック社会を迎え家も維持管理して長く使っていこうという時代に入りました。
そこでどう維持管理をやっていこうかとなります。
現在、戦前からの熟練した職人さんの多くはリタイヤし、戦後生まれの団塊世代職人が中心になっています。数年すればこの職人さんもリタイヤします。お気に入りの住まいを長く使っていくには職人さんの力も必要です。
少なくなった職人さんと上手に付き合う、こんな時代になると「建築主自身が建築工事について多くの知識を持っているのです」。が維持管理の質を決めるようになると感じます。
ハイホームスは家守りに力を入れていこうとしていますが、その時に住まい手さんに「育家」を通した住まいの維持管理をお勧めし、住まいの知識を深めて頂けるよう努力していきます。

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解体中の石積み住まい・イギリスへの社員旅行から
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by hiho-sugi | 2010-01-25 14:44 | 育家・家守り

コンクリート打設に立ち合い

焼津の現場の基礎コンクリート打設に立会ました。
冬、夏場のコンクリート打ちは気温や乾燥などコンクリートの強度との関係で
それぞれ注意が必要になります。
こちらの現場は冬場のコンクリート打設です。静岡は比較的暖かな地域ですが
コンクリートには少し手当が必要です。
気温と強度、凍結、型枠存置期間、打設時間など。
ハイホームスの現場ではベタ基礎の立ち上がりと耐圧版とを
一体に打設するので型枠の固定も慎重にしなければなりません。
そんなこんなの確認を含め現場に行きました。
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青空に延びるのはコンクリートを送るポンプ車のブームです。
ポンプ車で打設するようになって、とてもスムースに
作業が進みます。
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ポンプ車目線でコンクリート打設の様子を撮影しました。小型のバイブレーターを
使ってコンクリートがきれいに詰まるようにします。バイブレーターをかけすぎても
いけませんね。水、砂、砂利、セメントが分離してしまいます。
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これはポンプ車の一部。ブームなどの動きを制御する油圧ホース
の接続部です。コンクリートを打設している場所から無線で
コントロールしています。
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コンクリート打設の季節のメモリーとして、近くの風景を取り込みます。
今は大根の季節。
大根に見守られて現場が進んでいきます。

近年、さらに基礎が丈夫になりました。時には過剰に思うほどです。
後世の解体時に余分な負荷を与えてしまう心配も・・・
でも、隣どうしでも異なる基礎が見られるように、住宅の基礎工事が
これでいい、というまでにはもう少し時間が必要なのかも。
地盤も様々だしね。



2009’グッドデザインしずおか 受賞 「太陽の住む・小さく豊かな家
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by hiho-sugi | 2010-01-11 19:14 | 現場