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震災から18日目の朝

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近くの土手のソメイヨシノがつぼみをひろげようとしている。
震災から18日目の朝です。
マイナスの気温が続く被災地、暖かな静岡の朝はあまりにも穏やか。
今だ食料もままならない被災地の方々、
原発も新たな不安を与えている。
支援物資を運んで行った高山の仲間から電話が入る。
電話の向こうは、なみだで言葉にならない。
ありがとうございました。

「がんばってください」は言ってはいけないと誰かが言う。
そうだ「一緒に頑張ろう」なのだ。

自問自答は続いている。

さあ、負だけの連鎖は断ち切り、春の連鎖につなげよう。
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3月11日、  焼津市で建前をやっていた。
新しい家が生まれた日だった。
 屋根で大工さんたちが作業し、私は2階にいた。
その時 仮の筋交いのままの家はゆっくり大きく揺れた。
建前中、不自然な揺れにも地震と気付くには時間がかかった。
鈍感だ。 誰かが「電線を見ろ」と言った。大きく波打っている。
突然サイレンが鳴り響く。
「おりろ!おりろ」「クレーン車をたため」
大工さんたちは気付き、屋根から降りた。
でも、私は2階から降りれなかった。
東海地震かも知れない。誰もが連想する揺れ。
揺れの長さは考える時間を与えた。

「倒れるかも」「倒れないで」「倒れない」そう思った。(願った)
柱を握ってそこにいなければと思った。
本当に思った。


18の朝と夕を繰り返し、焼津の家はしっかり土台を固め
地震に負けない姿になり、すっと立っている。

「一緒にがんばりましょう」
私たちの仕事は家づくりと家守り。
その仕事が途絶えるこのないよう、踏ん張る。

お客様、職人さん、家にかかわるすべての人、
そして私たち、「春がやってきたのだから」
春の連鎖を広げよう。

出来ることが見えてくる。
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by hiho-sugi | 2011-03-29 08:19 | 力を合わせる

一人ひとりの元気

私たちに出来ること
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東北関東大震災に遭遇し、尊い命を亡くされた方々のご冥福をお祈りし、
未だ多くの方々が行方不明のままであり、不安と厳しい避難生活を余儀なく
されている方々には心よりお見舞い申し上げます。

















震災から10日、支援への具体的行動や活動に参加されている方、
あるいは待機中の方も多いかと思います。一方、現実を直視する日々から
「何かしたい、何かできないか」を自問自答しつつ、自らの仕事、生活を支えなければならず、
自由に支援活動できないジレンマにさいなまれている方も少なくないのではないでしょうか。
でも、被災地そして災害に思いや目を向けていればきっと
「出来ること」が見えてくると思います。そうします。

今回の震災は日本国土の1/4に及ぶ広範囲なもので支援は
長期的に必要になります。経済的にも大きな痛手を負いました。
それだけにこれからの復興に向け大きな力が必要です。
その大きな力を長期的に支えるのが、一人一人の「元気」だと思います。
私たちができること、その一つが「一人一人の元気」を盛り上げることです。

私たちの仕事は家づくりです。
災害から人を守る家づくりも大きな使命です。
今回の震災を目の当たりにして、単に耐震強度を上げるだけでは
不十分であることが分かりました。
また、改めて原発の存在について考えなければならなくなり、
原発に頼る暮らしで本当に良いのかも議論になります。

私たちは私たちの家づくりをもう一度見直すことになります。
どんな家づくり、どんな暮らしが必要になっていくか、
それを具体的にしていくこと。
そこにその過程に「元気の源泉」があるように思えるのです。
住まい手さん、私たち、そして現場を支えるクラフトマンの皆さん、
一緒になって「元気の源泉」を「一人一人の元気」に繋げ、
被災地の方々と元気を共有しましょう。

そして、その結果が「災害から人を守る家づくり」につながると信じて・・
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by hiho-sugi | 2011-03-21 09:59 | 力を合わせる

自問自答

東北太平洋大地震におきまして、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、
被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
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by hiho-sugi | 2011-03-17 23:33 | 力を合わせる

岡崎

東京原宿に出かけました。
岡崎の職人さんグループが伝統的技術を継承する岡崎職人を紹介する
イベントを開催し招待されたからです。
岡崎から地域ブランディングを発信している安藤竜二さんのご縁です。

表参道に経済産業省のアンテナショップ貸スペースがあり
その場所を利用しての商品や技術の展示会です。
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岡崎と江戸とは家康時代からの深い関係があり
その結びつきを今に生かそうとの思いも込められていました。

会場では江戸川区の役所の方も見えていました。
江戸川区には江戸時代からの伝統技術を繋ぐ
職人も多くその商品と職人さんたちを支援しているとの事です。

その中で私が注目したのは「ほうき」でした。
一本一本、丁寧に人の手で絞められて出来上がる「ほうき」、
「育暮家」をメインテーマに家づくりをすすめる私たちの
家にぴったりだと思ったからです。
サイズもいろいろ揃っています。丈夫で長く使えるとの事です。
今ではほうき職人も一人になってしまったそうですが、
幸いにも息子さんが繋いでいくことになったようです。
江戸職人とのパイプも出来ました。
これから伝統的江戸ほうきを提供していきます。

植物油では有名な岡崎の太田油脂さんが
こんなものを
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伝統的菜種油を利用したあかりを自宅で楽しめます。
灯芯はイグサの芯です。灯芯が燃えるだけで油には火がつかないそうで
こぼれても安心だと言ってました。

江戸との関係は静岡も負けていません。
静岡の職人、江戸の職人・・いい関係が家づくりを通して
出来たらいいなと思います。
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by hiho-sugi | 2011-03-10 08:10 | 職人さん/クラフトマン