<   2012年 05月 ( 4 )   > この月の画像一覧

20年ぶりの田植え

わが家の放置近し農地に水が入り,稲が植わりました。
ちょっと感動です。

実は、東となりの正ちゃんが,わが家の田んぼ再生に手を差しのべてくれたのです。

7年前までは西となりのまっちゃんが、10年間米づくりをやっていてくれたので、
わが家のコメ作りとしては20年振りとなるのです。

日本で放置されていく農地や林野が増えています。
b0097889_23534762.jpg

他人事でない状況が、わが身にもあったのでした。
いったん、放置されると再生には多くのエネルギーが必要となります。

「代(しろ)かきまでお前やっておけよ。植えるのは俺がやるからさ」
「はい。」
代かきについては こちらのホームページを参考にしてみて下さい。

作業は昔と違って、機械が主役です。
わが家には父が残していったトラクターがあるのです。
トラクターがある・・・・すごい農家?なんて思わないで下さい。
人も馬も牛も手伝ってくれない時代は・・・機械無くしては成り立たないのです。

と言っても、
わが家に於いてトラクターの主な役目は、雑草対策の耕作に使われているのです。

田んぼをやわらかく起こしておいてから水を引かなくてはなりません。
江戸時代に今使われている農業用水路は完成されていたと言います。
わが家の横を流れる水路も、長く大切にされてきたものなのですね。
周りの田んぼへの水の流れも気にしなければいけません。

水田は水が命。それだけに争いのもとでもありました。(今でも見られるようです)
我田引水・・・この言葉の意味が伝わってきます。

田んぼに水を張り、トラクターが水の中に入り代かきです。・・平らになるのかなぁ??
慎重にトラクターを動かしたつもりですが、代かきで濁る水に土の様子が隠れ不安が増します。

でも結果オーライ、結構平らになりました。
b0097889_23525096.jpg


と思ったら、正ちゃんから
「お前な、こんなでこぼこの田んぼじゃぁまっすぐ植えられないよ。」
「はい。」
「突然さぁ硬いところがあるし・・・田植え機が傾いちゃうしさ」  「・・・・・・」

手で植えていた時代と違って、機械での田植えは水田の状態に敏感なのです。

「これじゃぁ水が多いよ。稲が浮いちゃうぞ。水を抜いとくさ」

水田の水加減、そう言えば母は朝な夕なに田んぼの水を見に行ってたっけ。

改めて学ぶ稲作づくり。
水や土そして太陽や微生物、自然の力(恵み)の学び直しです。
b0097889_23531818.jpg

田んぼに小さな苗が並ぶとちょっと感慨深い心境になりました。
正ちゃん、有難う。

家作りでは景観を大切にしなければなりません。
その景観を支えるのは、家のまわりの風景です。

やがて緑のじゅうたんは育ち、さらに深き緑となり、夏の日差しの中に家を浮き立たせます。
秋になるとじゅうたんはこがね色に色変わりし、夕日が豊かな実りを照らし出します。

放置農地が増えて行く中で
四季の景観を保ってくれている農家の方々の努力には本当に感謝です。

ヨーロッパで美しい田園風景にうっとりする旅行者。
国が補助金を出してあの美しさを保っていると聞きました。
美しさへの補助金。
 農と景観の関係をめぐる国民的認知の違いでしょうか。

あれっ、田植えしたお米の品種はなんだっけ??
[PR]
by hiho-sugi | 2012-05-26 18:06 | 畑・野菜

静岡家具生産団体研究会 恒例ボランティア

今年は 静岡市の下川原保育園での奉仕活動です。
b0097889_1655921.jpg

椅子100脚、下駄箱修理、引き戸修理、などなど保育園ならでは
の木の家具、造作、建具を相手にした作業です。

普段は伝統家具を手掛ける職人さんも、小さな椅子に
向き合います。
b0097889_16553056.jpg

駿河家具研究会に参加して
10年近くなります。

今年もツインメッセで6月9日.10日に家具発表会です
静岡家具メッセと同時開催ですので
皆さん、お出掛け下さいね。

今年はスチール脚と大井川杉の天板テーブルを提案します。
インテリア加藤さんとのコラボで出店します。

展示品はお安くご提供いたします。
ご期待ください。
会場でお待ちしています。
[PR]
by hiho-sugi | 2012-05-13 16:57 | 家具づくり

牡丹

10日前ぐらいに撮った画像。
b0097889_9471177.jpg

我が家の庭の隅に咲く牡丹です。
ここに移されて15年以上経っているだろうか。

母はいつも言っていた。
「ここに移してから具合が悪いね」

さらに3年前ごろから勢いを増している、
地下茎で広がっていく雑草。(高速道路ののり面に見るような)
牡丹の周りにも押し寄せてきた。

そんななか、花の王様は今年も花を咲かせてくれました。
でも、なにか今年は何かさみしそう。
b0097889_9592640.jpg

これまで10近く花を付けていましたが、今年は3っつ。
花弁が少なく、薄く見えるのは気のせい?
あの強い力の草を何とかしよう。
牡丹をまもろう。
種をとっておこう。

腰を落として牡丹に近づくと聞こえてくる小さな声。
「意気込みもいいけど・・・・」
「ゆっくり私を見つめる時間を持ちなさい。」
b0097889_9462231.jpg
[PR]
by hiho-sugi | 2012-05-04 10:10

つつじが復活

我が家の裏にはつつじの老木が2本あります。
100歳を超えているだろうか。
3年前に異変が。

枝が枯れ出したのでした。
手で触ると生気を失った枝はかさかさとし、
わずかな力で折れてしまいました。

枯れてしまうのか。
大事に愛されてきたつつじがこれで終わってしまう・・・

恐怖感。

ちょうど独立して間もない、平川さんという
若い植木職人さんと出会っていたので、彼に相談することに。

「枝を払って太陽をたくさん当ててみましょう。」

つつじは枯れた枝と多くの枝を失うと哀れな姿になりました。

昨年は花をつけましたが、その哀れさは隠せませんでした。
まだ若い職人さんだから経験不足かなぁ・・・
大丈夫かなぁ・・・情けないかな植木屋さんのせいにするありさま。

そして、今年。
b0097889_8335649.jpg

周りの新緑の勢いにも負けていない、往年のつつじが現れました。
生き生きと咲く。
開いた花弁は力強く腕を伸ばしているように見えます。
b0097889_8342077.jpg

まだ7分咲き、腕を伸ばす時間を待つ多くのつぼみ達がタイミングを図っています。
よかった。
携帯電話を手に取り、植木職人の平川さんに電話する。

「花が元気にたくさんついているよ。ありがとうございます。」
心からの言葉でした。

人のつながりやきずなの大切さに、多くの心が戻ろうとしています。
丁寧な暮らしを大切にしよう。
そう思う人が増えています。

一方、暮らしの環境はそこを失うことになりがち。
今、さらに高度化する住宅。
そこを専門とし、得意とする家電業界が参入する住宅産業。

『設備化する住宅』
私たちが依頼されるメンテナンスの多くが、設備に関することに変わっています。

家って。。。。。。。
裏庭で毎年季節の移り変りを教えてくれるつつじの老木。
答えは・・「私を見てね」と言っているように思うのです。
b0097889_8361095.jpg

[PR]
by hiho-sugi | 2012-05-02 08:27 | 大切なものを残す